ユーティリティ 《 ソフトウェア彷徨の神殿

SaveFolderView

Ver.1.20/2004.11.29-2009.04.21
  1. 概要
  2. 動作環境・開発環境
  3. ダウンロード
  4. インストール・アンインストール
    1. SaveFolderViewのインストール
    2. ファイルの関連付け
    3. SaveFolderViewのアンインストール
  5. 使用方法
    1. sfviewファイル
    2. 初期状態
    3. アイコン配置の読み取り - デスクトップ
    4. アイコン配置の読み取り - フォルダ
    5. アイコン配置の読み取り - 重複
    6. アイコン配置の復元 - フォルダ
    7. フォルダビュー項目の削除
  6. 制限
  7. 終わりに

1. 概要

上の画像は、このサイトのデータを収めたフォルダのものです(2004.11.29現在)。

Windows98以降は、「各フォルダの表示設定を保存する」設定にすれば、フォルダ毎にアイコンを好きに配置できるようになりました。

で、僕は上のようにアイコンを配置しているわけですが、この設定、時々失われます。

というわけで、一々並べ直すのが面倒で作ったのが、このユーティリティソフトです。

ところでこのSaveFolderView、アイコン配置を復元する時に、少々余計な操作が必要になります。何とかしたかったのですが、いい方法が見つかりませんでした。

2. 動作環境・開発環境

【OS】Windows 2000 / Me / 98
WindowsXP(制約あり)
【MDAC】

内部的にデータベースを使っているので、MDAC 2.5以上が必要になります。

Windows2000/XPでは、最初から入っているので、特にインストールする必要はありません

以下のページに、MDACのリリース履歴があります。

http://support.microsoft.com/kb/231943/ja

Windows98の場合、MDACのインストールにDCOMが必要になる可能性があります。

DCOM98は、 http://www.microsoft.com/japan/com/dcom/dcom98/dcom13.aspx からダウンロードできます。

【開発環境】

SaveFolderViewは、Visual Basic 6.0を使って開発されました。

アイコン配置を保存することが目的なので、フォルダオプション「各フォルダの表示設定を保存する」にしておく必要があります。

3. ダウンロード

4. インストール・アンインストール

4.1. SaveFolderViewのインストール

setup.exe を実行すれば、インストーラが起動し、インストールされます。

この時、既にSaveFolderView(現バージョンあるいは旧バージョン)がインストールされていると、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」に、項目が一つ余計に加わります。

大した害はありませんが、一応、既にインストールされているものをアンインストールしてから、インストールした方がいいでしょう。

4.2. ファイルの関連付け

インストーラは関連付けをしてくれないので、必要なら拡張子sfviewのファイルとSaveFolderViewを手作業で関連付けします。

sfviewファイル用のアイコンを SaveFolderView.exe 中に用意しているので、よかったら使って下さい。

4.3. SaveFolderViewのアンインストール

コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」からアンインストールします。

5. 使用方法

5.1. sfviewファイル

ドキュメントファイルのデフォルトの拡張子は .sfview としています。

一度に開けるsfviewファイルは一つだけです。

新規作成、開く、上書き保存、名前を付けて保存、閉じる、といった各メニューの意味は、一般的なアプリケーションと同様です。

5.2. 初期状態

起動した時の状態は、上のようになっています。この状態から、使い方を見ていきます。

5.3. アイコン配置の読み取り - デスクトップ

アイコン配置の読み取りには、ツールバー部分の左から4つ目の[アイコン配置読み取り]ボタンを使います。

まずこのボタンを、マウスの左ボタンで押します。そして、押したままデスクトップへドラッグし、放します。

これで、デスクトップのアイコン配置が読み取れ、ウィンドウの上半分の「フォルダビュー項目」に項目が1つ、下半分の「アイコン項目」にアイコンの一覧が表示されます。

5.4. アイコン配置の読み取り - フォルダ

続いて、適当なフォルダを開き、そのフォルダの表示スタイルを、[表示]メニューから「大きいアイコン」「小さいアイコン」にします。

そして、デスクトップの時と同じように、[アイコン配置読み取り]ボタンをフォルダの中へドラッグします。

これで、そのフォルダのアイコン配置が読み取られます。

5.5. アイコン配置の読み取り - 重複

ここで、もう一度デスクトップかフォルダを読み取ってみましょう。

フォルダビュー項目は項目名で区別されるので、重複する場合は末尾に1~99の数字が付加されます。

5.6. アイコン配置の復元 - フォルダ

続いて、若干問題なのが、フォルダのアイコン配置の復元です。

手順を示します。

  1. リストスタイルの設定
    復元の対象となるフォルダの[表示]メニューで、「大きいアイコン」「小さいアイコン」にします。
  2. アイコンを動かす
    マウスで、アイコンをどれか一つ適当に動かしてください。
    なぜこんなことをする必要があるのかというと、こうしないと、「配置が初期状態から変更されている」と見なされなくて、配置を保存してくれないからです。
    この余計な手順がイレギュラーな感じで、何とかせずに済ませたいといろいろ試したのですが(マウス操作のメッセージを送ってアイコンを動かす、とか)、うまく行きませんでした。
  3. アイコン配置を復元
    ツールバー右端の[アイコン配置復元]ボタンを、目的のフォルダまでドラッグすることで、復元されます。

5.7. フォルダビュー項目の削除

フォルダビュー項目の削除は、上の画像のように、行の左端の「レコードセレクタ」をクリックして行全体を選択し、ツールバーの中央付近の[フォルダビュー項目削除]ボタンで削除します。

6. 制限

シフトJISで表現できないファイル名

シフトJISで表現できない項目名は、代わりになる文字か、?等に置き換えられます。

通常は、文字が置き換わっても正常に動作しますが、置き換わった結果重複してしまう項目名がある場合、動作しません。

'(アポストロフィ/シングルクォーテーションマーク)

' を含むアイコン名は、 \c とエスケープされます。

WindowsXPでの表示スタイル

WindowsXPでは「小さいアイコン」スタイルはなくなっています。

表示スタイルで「アイコン」を選択した場合、「大きいアイコン」相当になります。

また、WindowsXP上では、表示スタイルを取得できていません。

そのため、どの表示スタイルを選択している場合でも、「大きいアイコン」と見なされて、アイコン配置を読み取れてしまいます。

しかし、実際に配置を復元できるのは「アイコン」スタイルのみです。

アイコンの自動整列

フォルダウィンドウのメニュー [表示]-[アイコンの整列]-[アイコンの自動整列]にチェックが入っていると、アイコンを自由に配置できません。

7. 終わりに

一般には、「アイコンを自由に配置したい」という人は少ないのかもしれません。

でも、こういうデータの管理方法も有効だと、思っています。

付録

A. ソース

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