愛され下手の人は、大切にされた時、その好意を素直に受ければいいものを、なぜだか逃げ出してしまいます。

一つの原因は、幼い頃から自分の存在価値を否定され、「自分は無価値で役立たずのどうしようもない人間なんだ～」と、意識の奥の方～で思い込んでしまっていることです。

そういう思い込みが意識の奥にあるために、大切にされると、「こんなのあり得ない…自分は無価値で不必要な人間なのに、人から大切にされるわけがない…」と、理解不能状態に陥ります。

人間は、理解できないことには不安を感じるので、大切にされた結果不安を感じ、逃げ出してしまうのです。

ただし、自分が理解不能に陥っていることは、意識の奥の方～で起こっていることなので、自覚はできません。

自覚できるのは、ただ、言い様のない不安だけです。

もう一つの原因は、子供の頃、いい気分の時に頭ごなしに叱られたりした経験をもつために、やはり意識の奥の方で、「いい気分」と「嫌な気分」がセットになってしまっていることです。

そのため、気分のいい時、幸せな時でも、ふと意識の奥の方から嫌な気分がやってきて、その状況から逃げ出してしまいます。

あぁ、悲しいね…（涙）